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Monday
2012年5月21日

クライスラー車の値引き方法

8月の新車販売台数の大不振は「二番底」の予兆ではない。自動車業界は前よりスリムで健康になっている──

ダニエル・グロス(ビジネス担当)

 最近のニュースを読む限り、アメリカの自動車産業の置かれた状況は、かなり暗く見えるだろう。「8月の新車販売台数が大幅減」と、ウォールストリート・ジャーナル紙は書いた。「8月の新車販売台数としては、83年以来最低の数字」と指摘したのは、ロイターだ。

 景気が「二番底」に落ち込むのではないかという懸念がしきりに指摘されているなかで、その不安を裏付けるかのようなデータが発表されれば、悲観論が高まるのも不思議でない。しかし、8月の新車販売台数のデータは、景気が二番底に落ち込みつつある証拠とは言い切れない。むしろ、実際はその逆だ。

 モーター・インテリジェンス誌によれば、8月のアメリカの新車販売台数は99万7468台。7月に比べて約5%減、09年8月に比べて21%減だ。

「大幅下落」であることは間違いないが、10年8月と09年8月を単純に比較するのはおかしい。大リーグで筋肉増強剤の使用が横行し、「飛びやすいボール」が用いられていた時代と比較して、最近のホームラン数が少ないと言うようなものだ。09年8月の新車販売は、低燃費車への買い替えに補助金を支給するオバマ政権の政策(現在は終了)の恩恵を強く受けていた。

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